[私が会社を辞めた理由④] 病気を乗り越えて見つけた新しい生き方

早期退職

早期の肺がん手術を受けて、幸いにも現在は完治しました。しかし、病気を経験したことで、私は大きく人生を見つめ直しました。これまで全力で取り組んできた仕事には後悔はありませんでしたが、家族との時間の過ごし方に後悔ががあることに気づいたのです。まだ死にたくないと心の底から思いました。手術をきっかけに、「本当に大切なものは何か」を考え、私は早期退職を決意しました。今後は、自分自身と家族の健康を最優先に、新たな人生を歩んでいこうと思います。

早期退職した理由 〜がんを乗り越えて見つけた新しい生き方〜

私は、数年前に肺のすりガラス結節が認められ、今年手術をしました。早期の肺がんと診断されましたが、幸運にも、手術は成功し、現在は完治しています。しかし、この病気をきっかけに、私の中で大きな変化がありました。それは、家族との時間をもっと大切にしたいという想いでした。

仕事ではなく、家族への後悔

がんの診断を受けたとき、仕事が原因で病気になったわけではありませんでした。それでも、病気と向き合う中で、私はこれまでの働き方を振り返りました。意外なことに、仕事に対する後悔はほとんどありませんでした。それどころか、これまで一生懸命に働いてきたことは自分にとって誇りでもありました。

しかし、一つだけ後悔したことがあります。それは、家族との時間です。仕事に集中するあまり、子供たちや夫と過ごす時間を十分に取れていなかったのです。取れていた時間もどこかで仕事の事を考えていたこともありました。病気になったとき、仕事よりも家族との関係が気になり、「もっと家族に時間を割くべきだった」と強く感じ、「家族ともっと過ごしたい、子どもの成長を一番近くで感じたい、まだ死にたくない」と思いました

手術後の生活と心の変化

手術後の生活に大きな問題はありませんでしたが、私は「もう無理はできない」と感じるようになりました。精神的にも体力的にも、どこか自分が弱くなったような感覚がありました。元の生活に戻ることはできても、以前のように全力で突っ走ることはできない――そんな不安が私の中に芽生えたのです。

また、病気の後には医療保険から保険金を受け取り、金銭的に余裕ができました。しかし、金銭的に余裕ができたことで、ふと「心の健康はどうだろう?」と思うようになりました。今は体が完治しても、心は同じように回復していないのではないか?その思いが頭を離れず、「これからは心の健康を大切に、新たな人生を生きたい」と考えるようになりました。

qまた受け取った保険金は死亡保障の保険もあり、自身が死亡したときに受取るお金でもありました。これは死に値するほどの病気であったことを実感すると共に生まれ変わったと思って生きたいという思いが生まれました。

価値観の転換

病気をして入院中、私は多くのことを考える時間を持ちました。その中で一番変わったのは、「世間や親族の目」や「一般的に成功とされるキャリア」にこだわることをやめたことです。これまでは、世間の基準に合わせて仕事を頑張り、年齢と共に職級が上がって成長することが自分の人生にとって大切だと思っていました。しかし、病気になったことで「自分の夢や幸せ」を最優先にする生き方にシフトしたいと思うようになりました。

仕事の重圧と体の痛み

仕事に集中しているときは、術後の痛みや不調を全く感じませんでした。それほどまでに、私は仕事に没頭し、意識的にも体力的にも限界まで取り組んでいたのかもしれません。しかし、退職を決意し、気持ちに余裕ができた途端、体の痛みを感じるようになりました。それは、これまでどれほど自分にプレッシャーをかけていたかを実感する瞬間でもありました。仕事をしているときは、無意識のうちに自分を追い込んでいたのかもしれません。責任感を持って仕事をすることは大切ではありますが、それは私が心から望んでいた生き方とは違っていたのかもしもしれません。

健康の大切さと家族への貢献

病気を通して、私は改めて健康の大切さを理解しました。これからは、家族、特に子供たちの健康を守ることにもっと力を注ぎたいと考えています。子供たちの食事や健康管理に対して、十分に貢献できていなかったという後悔があります。仕事に追われるあまり、子供たちの食事が不十分だったり、健康を気にかける余裕がなかったことが思い返されます。

今後は、母親として子供たちの健康を守ることが私の大事な仕事だと感じています。仕事から解放された今は、もっと家族のために時間を使い、子供たちの成長をしっかりと見守りたいと思っています。


病気は私にとって辛い経験でしたが、同時に自分の人生を見つめ直す大きなきっかけにもなりました。これからは、自分の心と体の健康を第一に考え、家族との時間を大切にしながら、自分のため、家族のために生きていきたいと思っています。

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