早期退職を決意し、尊敬する先輩にきちんと伝えるべきと思いました。出産を機に一度仕事を離れた先輩は、子育てが一段落した後に見事に復帰し、会社で活躍されています。自分の退職に対してどんな反応をされるのか少し不安でしたが、同時に先輩ならきっと私の気持ちを理解してくれるだろうとも思いました。そして、話してみると、先輩は驚きつつも、心強いアドバイスをたくさんくれました。
早期退職を決めた先輩の反応
15年間勤めた会社を早期退職する決断をした私にとって、周囲の反応は気になるところでした。特に尊敬する先輩に報告する際は、少し緊張しました。先輩は出産で一度仕事を辞められた後、子育てが一段落してから復帰され、現在もバリバリと仕事をこなしている方です。先輩にとって「仕事」とはどんな意味を持っているのか、その言葉には深みと重みがありました。私が退職の意志を伝えると、先輩は真剣に話を聞きながら、いくつかのアドバイスをしてくれました。
決断は一つじゃない
辞める、辞めないという二択だけではなく、もっと広く考えた方が良い。
まず先輩はこう言いました。例えば、辞めることを選ぶ場合でも、その後のキャリアにつながるような仕事をするという選択肢や、辞めずに部署を替えて家庭と仕事を両立させる方法もあるとのことでした。さらに、「もし部署を替えたいのであれば全力で協力するから、遠慮せず言ってね」との申し出まで。こうした選択肢を考えることで、より納得のいく道が見つかるのではないか、と親身に話してくれました。
「辞めるけど、将来のキャリアにつながる形で何かできないか」「辞めないけど、環境を変えることで家庭とのバランスを取りたい」といった提案は、私にとって新しい視点で、すぐに退職を決める前にもう一度考えてみるべきだと思わせてくれました。
仕事への愛情を大切に
先輩が特に強調していたのは、「仕事が好きだと思える女性はとても貴重だ」という言葉でした。仕事に対して熱意を持っている人間が、その仕事に就けることは大切なことだというのです。私も仕事が好きで、この15年間は多くの学びと成長がありました。だからこそ、先輩のこの言葉は胸に響きました。「自分の好きな仕事を続けられる幸運を大切にして」と先輩は優しく背中を押してくれました。
続ければ将来が見えてくる
先輩は、さらにこう続けました。「このまま続ければ、役職も上がっていくのにもったいないよ。」仕事の成果を認められ、将来的には役職が上がる可能性があることを考えると、今辞めることは確かに少しもったいないかもしれないと感じました。本当に私自身のキャリアや家庭を思ってくれるからこその言葉だと思いました。先輩は、自分のキャリアを積み上げてきた経験があるからこそ、続けた先に見える景色についても教えてくれたのだと思います。
一度辞めてみたいという気持ちも理解
一方で、先輩は私の「育児に専念してみたい」という気持ちも十分理解してくれました。「辞めて育児を頑張りたいという思いがあると、一度辞めてしまわないと気が済まないんだよね」との言葉に、私の悩みや葛藤を理解してくれていると感じました。子供の成長を間近で見守りたいという思いがあるからこそ、辞めるという選択肢も悪くない、と先輩は私の考えを尊重してくれました。
思い描いていた「お母さん」に憧れるという気持ち、すごくよく分かるよ。頑張ってみて。
どのような決断でも応援する
最後に先輩は、「どのような決断になっても応援するよ」と言ってくれました。私がどんな選択をしても、先輩はその決断を尊重し、背中を押してくれるのだという安心感がありました。仕事に対する熱意を忘れず、未来の可能性を見据えつつ、自分の家族と向き合うことを大切にしようと思わせてくれる先輩の言葉には、いつも励まされています。
まとめ
今回、早期退職の報告を先輩にしたことで、多くのことを学びました。私の中で漠然としていた選択肢が少しずつ明確になり、今後どう進むべきかを考える新しいヒントを得ることができました。これからの自分のキャリアや家庭との両立をどうするか、もう一度深く考えた上で、最終的な決断をしていこうと思います。
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