【早期退職を伝えたときの周りの反応①】 両親

早期退職

私の人生において、大きな決断の一つは、40代前半の誕生日を迎えてからのことでした。それは、長年勤めてきた企業を早期退職するという決断でした。周りからは「もったいない」という声が多く聞こえてきましたが、私にとっては、自分自身を見つめ直し、新しい道を切り開くための一歩でした。

両親の反応

この決断をするとき、特に気がかりだったのが両親の反応です。彼らは私が小さい頃から私の成長を支え、私がこの企業で成功することを誇りに思ってくれていました。だからこそ、私が辞めると伝えたときの彼らの反応は、私にとって重要なものでした。

母の反応: 心配と理解のはざまで

最初にこの話をしたのは母でした。彼女はいつも私を心配してくれる優しい人です。私が「仕事を辞める」と話した瞬間、彼女の顔に浮かんだのは心配の色でした。母は、私がこれまで頑張ってきたことを知っているからこそ、その努力を無駄にするのではないかと心配していたのです

「本当に大丈夫?」母はそう聞きました。彼女にとって、安定した仕事を手放すことは理解しがたい決断だったのでしょう。けれども、私は自分の気持ちを正直に伝えました。

母はしばらく沈黙していましたが、最後には「あなたが幸せなら、それが一番大事。夫婦でしっかり話し合って決めたならいいと思うよ。」と言ってくれました。その言葉に、私はとても救われました。

私

これまで大学、大学院と多くの費用を払ってくれて、それで就職できた企業を辞めることは残念に思わない?

母

十分頑張ったんでしょ?自分の人生だから、あなたが決めたらいいんだよ。

そして私の仕事が忙しいときに、育児をサポートをしてくれたのは、私の母でした。母の言葉は何よりも嬉しかったです。

父の反応: 優しさの中にある信頼

次に話したのは父です。彼はいつも私を温かく見守ってくれる存在です。私が退職を決意したことを伝えたとき、父は少し驚いた表情を見せましたが、その後、穏やかな笑顔を浮かべました。

「人生一度きり、自分の思うように生きなさい」と父は言いました。彼は私がこの決断に至るまでにどれだけ考え抜いたのかを理解してくれたようでした。「可愛い孫と触れ合うことができて、父は幸せだよ。恩はもう十分すぎるほど返してもらった。義両親を大切にしなさいよ。」と続けました。

40代前半での退職はリスクが大きいことはサラリーマンの父はよく分かっていたと思います。本当は「せっかくここまで来たのに、なぜ辞めるんだ?」と父は言いたかったかもしれません。

それでも父は、私がこれまでどんな状況でも頑張ってきたことを知っているので、今回の決断も尊重してくれました。「これからは、今まで以上に自分のペースで進んでいけばいい。大丈夫。」と、優しく背中を押してくれたのです。

「何か困ったことがあったら、できることならいつでもサポートするよ」と最後に言ってくれたその言葉に、私は心から嬉しかったです。父の優しさと信頼が、私に新たな勇気を与えてくれたのです。

まとめ: 両親の想いに支えられて

企業を辞めるという決断は、簡単なものではありませんでしたが、両親の反応を通じて、私は彼らがどれだけ私を思ってくれているのかを再確認することができました。心配はあったものの、最終的には私の幸せを第一に考えてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからの新しい人生も、両親の温かい想いに支えられて、前向きに進んでいきたいと思います。どんな形で親孝行ができるか考えたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました